会計王14 と 弥生会計13スタンダード 比較

ソリマチ会計王 と 弥生会計王スタンダードを
比較したいと思います。
両者ともに 法人と個人事業両方対応できます。
個人事業に限定するなら
そのまま
みんなの青色申告 と やよいの青入り申告
の比較になります。

どちらも 低価格で日本の中小企業の
パソコンの利用による会計業務を
先導してきた歴史のある会社です。

① 値段
 会計王 < 弥生会計
② 人気
  両者ともに 価格コムの
  上位にランクされてます。
③ ソリマチのソフトは納税協会の
  推奨ソフトです。
  弥生会計は 税理士への優待を
  積極的に行っており 新人の
  税理士には 弥生が人気です。
  弥生はライブドアが買収し
  一躍 有名ソフトとなり
  シェアをNO1にしたと
  言われています。
使いやすさ
ソリマチも弥生もライバル会社
ですので、 日進月歩で
よく似た操作性を
誇ります。

④導入について
 業種別の勘定科目が用意されております。
会計王はクリックで業種を選択できるのに
対して弥生はHPからのダウンロードです。
業種別の勘定科目で導入する場合は
会計王が若干進んでいます。


②入力について
伝票入力 出納帳入力 売掛帳 買掛帳
元帳 補助元帳から入力できます。
昔の会計ソフトは科目コードの数字で
入力していましたが アルファベットの
省略コードが使えます。
入力は 自動仕訳機能がありますので
マウスやコード入力で仕訳を選択することが
できます。
会計王には 弥生には無い 
おきまり仕訳機能があって
高速に入力する場合は 若干優れています。
会計王には 補助適用があって
適用が2段で入力できます。
個人的には 便利だと思います。
弥生にも会計王にも
昔の会計事務所専用機にあるような
科目コードで入力する
プロ入力の
高速入力ができますが
私は使いません。

④管理
ファイルの管理は弥生が優れています。
エクセルと同じように名前を少し変えて
簡単に 途中で保存したりするのに適しています。
会計王にも データ複写やバックアップ機能
などでできます

しかも 会計王の上位版には
仕訳ロックや仕訳承認機能があります。
勘定奉行やPCA会計にあるような
管理会計の機能です。
弥生のネットワーク等の高級機種に
仕訳承認機能はあります。
仕訳承認機能は 勘定奉行
PCA会計 弥生のネットワーク対応などの
高級機種にある機能です。

その他 サポート契約すると
パソコンが壊れてもデーターが守れるように
データーバックアップサービスが利用できます。

昔は FDやMO USBでバックアップを取ったりしていましたが
今日では無料のクラウドのデーターサービスなどでも
代用が可能です。


⑤部門管理
 弥生のスタンダード版は
 部門管理ができせん。
 部門管理が必要なら
 弥生の場合は上位版
 を選択する必要があります。
 会計王は下位のバージョンでも
  部門管理できるには驚きです。

⑥月次推移表
 同じです。 月次の損益管理が
できます。

 会計王は 月次推移表の他
前年同月比の比較までもでき
ます。


弥生の上位モデルにも
無い機能です。

その代わり
弥生の上位モデルには 予算管理機能が
あります。

⑦ 介護及びNPOモデル
弥生会計でも勘定科目の設定で
介護事業者やNPOの会計も
可能です。
会計王には 下位モデルに
介護事業やNPOスタイルが
あります。


介護事業の場合は
事業所別に部門別に
損益を出さないといけませんので
複数の事業所がある場合などは
会計王が良いと思います。
弥生会計でもエクセルに落とし込んで
計算したりすれば 対応は可能ですが?
面倒です。


⑧付属機能
私は あまり使いませんが
固定資産管理 減価償却機能
借入金管理機能 手形管理機能
金管理機能などは両者ともにあります。
弥生には そのほか 給与明細書などが
あります。

⑨オプション
 銀行取引などを取り込む
 オプションソフト両者ともにあります。
 弥生は弥生認定製品が豊富です。

⑩  他社の会計ソフトからの乗り換え
 期中で 他社の会計ソフトから
 CSVでデーターを取り込むことが可能です。
 会計王も弥生会計も 専用のコンバートソフトなどを
 使えばできます。
  勘定科目や補助科目を一致させる必要が
 ありますが、弥生会計の場合は
  勘定科目や補助科目は
 自動作成されるので速いと思います。

 会計王も勘定科目や補助科目を
 CSVで乗り換えできるようにできています。
   


以上 まとめてみましたが。。。

2段の摘要欄
おきまり仕訳
部門計算
同月前年度比較
のできる会計王が機能的には上ですが
入力や操作性は 慣れの問題
好みの問題と思いますが
操作性は弥生が若干上かもしれません?
機能性は会計王が上回ります。
高速入力も会計王が得意です。
人気は弥生なので 価格も
弥生がお高いです。
弥生は 直感で操作しやすく。
会計王は 低価格で多機能です。

どちらを買っても便利で
良いです。

当事務所では 
会計王 弥生の導入
などのサポートを行っています。

フリーコール 0120-924-771 担当 松野




 
 

会計ソフトの利用の勧め

会計ソフトを利用する場合
簿記を知らない人の
ハードルが 売掛金や買掛金です。
売上 
売掛金 XXX  売上 XXX
回収時に
現金預金 XXX 売掛金 XXX

仕入
仕入 XXX 買掛金 XXX
支払時に
買掛金 XXX 現金預金 XXX
です。

これがなかなかくせ者で
理解できない!
こんな人でも 説明してる内に
会計ソフトが操作できるようになります。

理屈で解っていても 売掛け先が多いと
残高が合わなくなってきたりします。

こんな方は
最終手段は 期中はすべて
現金か普通預金で入力してください。


次に 会計ソフトを操作できるようになったら
補助科目をたくさん作ることを教えます。
たくさんと言っても 
売掛金 売上などは A社 B社 C社など
仕入 買掛金も D社 E社。。。
と作って操作を教えます。

よく 経費の科目が解らないと言う方が
いますが、会計ソフトの自動仕訳の設定どおりに
直感で 選べば 良いのでと教えます。
 
日常の業務 仕訳は
毎日 毎月 同じ事の繰り返しなので
入力が進めば 自然 経費の科目も
理解してきます。

1時間半程度の会計ソフトの入力指導を
3回すれば たいていの方は覚えます。
売掛金や買掛金の解らない方は
プラス 2回程度 必要です。

会計ソフトの操作は 一度に全部すると
マスターできないようですので
1回目 に 売上げ関係
2回目に 仕入れ関係
3回目に 経費(特に給料)や預金 借入金などの処理
などに分けて行っています。

簿記は 考えるのではなくて 慣れですので
会計ソフトを操作すると覚えます。

会計ソフトの操作ができるようになったら
簡単な 財務分析をしてみたり。。
原価率が 何% 
売掛や手形の回収が長くなると
資金が必要であることなど。。