家なき子の場合の小規模宅地の評価減
親の購入した土地の上に
子供が家を建てているケースは
小規模宅地の評価減の適用されるケースが
限定されますので要注意です。
事例
親が自分の家に一人で住んでいる
子供は 親が買った土地に 子供自身 又は
子供が娘の場合 旦那が家を建てた場合です。
この場合は 生計一で有るか否かが争点となります。
親は 年金暮らし 子供は サラリーマン 生計一じゃ無いので NG
子供は無職で 旦那に扶養されている。 難しい>
(こんな事例があります。 娘が無職で親の面倒を見ている
親から毎日 財布を預かり 衣食住は親が出している。
娘は結婚しているが 旦那は無職 OK
旦那は サラリーマンだが 嫁には生活費は 親が出していた場合
NG か OK?か この場合は OKでした。)
実務上 適用させるのが難しい規定です。
事例 2
親が一人暮らし 自分の家に住んでいる
この場合は 「家なき子」特例が救済してくれます。
①相続人が 賃貸住まい OK
②子供が自分の家を持っている場合は NG
売却して賃貸住まいになって3年経過したら OK
③ 孫に 遺贈する場合 OK
親が一人暮らしの場合は 孫に遺贈する遺言を書けば
孫は小学生でも赤ちゃんでもOK (自分の家を持っていないのでokです)
親が一人暮らしの場合は 「家なき子」特例を利用するのが
賢明です。 生計一要件はいりません。
親に収入 年金など受け取っている場合は
生計一要件は 認められるケースはほとんどありません。